エンジン: | ウィ〜ン、カリカリカリ。 |
ドライバ: | ん?エンジン音が変になったぞ。まずいな。 一応パワーは落ちていないからまだ何とかいけるかな? |
エンジン: | ボン!(と、同時に車内が煙に包まれる) |
ドライバー: | あ、エンジン壊れた。 ミラーを見ると後ろにモウモウと煙が出ている。後続車の人ごめんなさい(-人-)。 |
ウインカー出して、コース外へ車を出す。 もちろんエンジンは止まったままなので、惰性で移動して適当なところで止める。 |
|
ドライバー: | もうちょっと奥に止めたほうがいいかな?エンジンかけてみよう。 |
エンジン: | う〜んう〜ん |
ドライバー: | あちゃ〜、やっぱりかからないか。 しゃあない、降りてガードレールの裏に行こう。 |
ガードレールの裏へ移動 |
|
ドライバー: | 火が出たりしないだろうな。 ん!車両の下の枯草が燃えている。やばいぞ。 |
ここでオフィシャルカーが来る |
|
ドライバー: | 枯草の火も自然に消えたようだし、よかったよかった。 |
スタッフ: | 「車両を引っ張っていくから乗ってください。」 |
ドライバー: | オフィシャルカーに…じゃないよな。コロスケに乗るんだよな(当然だ)。 車内が煙だらけだから、窓を全開にしないとな。 電装系は生きているから窓は問題なく動いて助かった。 |
オフィシャルカーに引っ張られて移動してるときに、 ハンドルロックされる。 そう、止めたときに癖でキーを抜いてしまっていたのだ。 |
|
ドライバー: | あれ?キーどこやったっけ? ポケットというポケットを探すがキーがない。 |
とりあえずクラクションを鳴らして、 スタッフに待ってくれるように知らせる。 車内を調べてもどこにもない。 |
|
スタッフ: | 「早くしてください。」 |
ドライバー: | ごもっともなご意見です。はい。 車内に無いという事は、落としたとしか考えられない。 |
最初に止まってところまで行き、 キーを捜すとシルバーのキーホルダーが目に留まった。 |
|
ドライバー: | あった!目立つキーホルダーで助かった。 ガードレールに行く途中で落としたんだったら、 見つからなかったかもしれないところだった。 |
急いで車内に戻り、キーを挿してハンドルロックを解除。 ピットまで牽引されていくのだが、市中引き回しの気分だ。 |
|
ドライバー: | 「レースはゴールしてなんぼ」と散々人に言っておいて、
自分がゴールできないとは。 とほほほほっ。 |
そして、Beatnix Racing Sectのレースは終わったのであった。 |