十勝K-car耐久レース 2001/11/11

ゴールまで残すところ10分になろうかというところで、 な、な、なんとエンジンブロー!

エンジン: ウィ〜ン、カリカリカリ
ドライバ: ん?エンジン音が変になったぞ。まずいな。
一応パワーは落ちていないからまだ何とかいけるかな?
エンジン: ボン!(と、同時に車内が煙に包まれる)
ドライバー: あ、エンジン壊れた。
ミラーを見ると後ろにモウモウと煙が出ている。後続車の人ごめんなさい(-人-)。

ウインカー出して、コース外へ車を出す。 もちろんエンジンは止まったままなので、惰性で移動して適当なところで止める。

ドライバー: もうちょっと奥に止めたほうがいいかな?エンジンかけてみよう。
エンジン: う〜んう〜ん
ドライバー: あちゃ〜、やっぱりかからないか。
しゃあない、降りてガードレールの裏に行こう。

ガードレールの裏へ移動

ドライバー: 火が出たりしないだろうな。
ん!車両の下の枯草が燃えている。やばいぞ。

ここでオフィシャルカーが来る

ドライバー: 枯草の火も自然に消えたようだし、よかったよかった。
スタッフ: 「車両を引っ張っていくから乗ってください。」
ドライバー: オフィシャルカーに…じゃないよな。コロスケに乗るんだよな(当然だ)。
車内が煙だらけだから、窓を全開にしないとな。
電装系は生きているから窓は問題なく動いて助かった。

オフィシャルカーに引っ張られて移動してるときに、 ハンドルロックされる。
そう、止めたときに癖でキーを抜いてしまっていたのだ。


ドライバー: あれ?キーどこやったっけ?
ポケットというポケットを探すがキーがない

とりあえずクラクションを鳴らして、 スタッフに待ってくれるように知らせる。
車内を調べてもどこにもない。


スタッフ: 「早くしてください。」
ドライバー: ごもっともなご意見です。はい。
車内に無いという事は、落としたとしか考えられない。

最初に止まってところまで行き、 キーを捜すとシルバーのキーホルダーが目に留まった。

ドライバー: あった!目立つキーホルダーで助かった。
ガードレールに行く途中で落としたんだったら、 見つからなかったかもしれないところだった。

急いで車内に戻り、キーを挿してハンドルロックを解除。
ピットまで牽引されていくのだが、市中引き回しの気分だ。


ドライバー: 「レースはゴールしてなんぼ」と散々人に言っておいて、 自分がゴールできないとは。
とほほほほっ。

そして、Beatnix Racing Sectのレースは終わったのであった。

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